目の前にある仕事を淡々とこなすだけでは、商品やサービスの先にいる人々やその暮らしが見えてこない。
商社で働く中で、私はこれまでの仕事に疑問を持つようになりました。
目と耳と肌で人々の温かさや営みを感じられるビジネスをしたい。
多くの人に喜んででもらうため、今はまだ光の当たっていない部分にフォーカスし、素材の発掘から商品開発、サービス展開を行えないか。そして、生活者であるお客さまに届け、お客さまに新たな挑戦や体験を重ねてもらうことはできないか。
ビジネスプランを立てながらも一貫していたのは、日本人生活者の健康的で活動的な未来をつくるということ。そして、そのビジネスが開発途上国の労働者の生活を守れるものであることでした。
地球上に20万種から30万種あるといわれる植物。日本で自生する植物はそのうちの7,000種ほどです。
アジア・アフリカ・南米と様々な国の食用植物に触れる中で、企業として社会性の高い事業活動に舵を取るべきと考え、開発途上国の食用植物の中から機能性が高く、創業時において日本国内で流通されていない素材を輸入開発することにしました。
その土地における栽培技術をもつ研究者や農家と提携し商品開発を行うことで、その土地に新たな経済活動を生み出しました。
地球上の恵みから高付加価値の製品をつくることにより、新たな健康習慣・価値をもたらし、日本と世界が抱えるそれぞれの問題に光を照らすために、ソーシャルビジネスの開発に臨みます。